フォトニクスシステム領域

服部 励治 教授

服部 励治 教授

本領域では新規フラットパネルディスプレイ(FPD)の研究・開発に取り組んでいます。

現在、具体的に取り組んでいるFPDは「有機ELディスプレイ」と「マイクロLEDディスプレイ」。この他にも周辺技術となる薄膜トランジスタ、無線電力伝送、タッチパネルにも研究範囲を広げています。ディスプレイ技術は毎年毎年目まぐるしく変化していっています。我々自身の研究も変化を恐れず新しい技術に積極的に取り組んで行きたいと思っています。

また、大面積でフレキシブルなディスプレイを作る時に重要な技術となる有機エレクトロニクスの研究も行っています。我々が行っていることは有望な有機材料をピックアップし、それらをパネル作製まで持っていくための素子・プロセス開発です。有機エレクトロニクスは次世代ディスプレイにとって作製コスト・機能面で劇的な変革をもたらす基本要素技術。我々は材料/装置メーカーと共に、ディスプレイ産業にこれから参入しようとする初期段階から研究していくことが可能です。

新しいディスプレイを生み出すためには材料からシステムまで必要とされる知識の範囲は広いですが、大学での若く柔軟な英知を結集し、新しい切り口で産業界と連携していこうと思っています。

プロジェクト名

次世代ディスプレイ用デバイス・システムの開発

プロジェクトリーダー

服部 励治 教授

筑紫キャンパス
グローバルイノベーションセンター 6階
TEL:092-583-7887 FAX:092-583-7887
mail

研究内容

  1. フラットパネルディスプレイ
    • マイクロLEDディスプレイ駆動の研究
    • 透明フレキシブルディスプレイ
    • 酸化物TFTの研究
    • 有機EL/有機TFT素子のデバイスシミュレーション解析
    • 自由焦点AR眼鏡
  2. センサーデバイス
    • 容量結合型心電センサー
    • 有機発光/受光ダイオード複合バイオセンシングデバイス開発
    • 精神性発汗センサーへの応用研究
    • 自己容量型インセルタッチパネルの研究
    • 個人認識タッチパネル
  3. 無線電力伝送
    • シールド付き容量結合型無線電力電送
    • 電気自動車/ドローン/ロボットへの応用

KOINE研究プラットフォーム:光空間システム

本研究プラットフォームは、人間と光空間を結ぶ架け橋を築くことを目標とします。自然光と人間の生活環境との関係にまで立ち戻って、光環境の概念を見直し、新しいヒューメインな光空間技術を開発する。健康やQOL と光照明との関係について、建築工学から神経生理学にいたる、文理共創型の基礎学理を構築し、最終的には人間の生活環境をより活性化し改善しうる、未来照明空間を提供するヒューメインなサービスインダストリを構築します。

受賞

  1. Distinguished Contributed Paper of SID '04 (Society for Information Display, 2004)
  2. Best Paper Award (AM-FPD '06)
  3. IDW Best Paper Award (IDW '07)
  4. IDW '04, '07, '11 and '13 Outstanding Poster Paper Award

特許

  • 特許公開2007-324453「有機電界効果トランジスタ並びにそれを用いた集積回路及び電子デバイス」他 30件
円柱型空中LEDディスプレイ

円柱型空中LEDディスプレイ

クリーンルーム

クリーンルーム

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